空唄

嵐の前の静けさ?







「光さん、好きです!
俺と付き合ってくださ…」
「ごめんなさい、あたし
人を好きになれないの。」







こういう事は、ちょこちょこある…って言うより、最近多くなった。




「おかぇり、光。」
「また告られたの-?」



昼休み、先ほどの件から教室に帰ると、いつものようにクラスメイトに問われた。



「まぁ…そう、かな。?」


そう、いわゆる《告白》である。



「光モテモテじゃん!」
「そんな事無いです。」


この茶髪の子は、あたしの親友、奏美。今は引退したけど、女子サッカーだった。


「最近また増えてきたよね〜(^ω^)☆やっぱり光、かゎいいからっ!!www」
「可愛くないし…!!
お前の目は節穴かっ!」


この小顔で声の高いのが、若葉。元女子サッカー部。



「そんなに告白されるんだから、1人くらい付き合えばいいのに!もうあたし達3年だよ!?」
「好きでもないのに、
付き合えないよ気持ち悪い…」


この身長の低い1人ギャルっぽいのがユリ。



だいたいいつもあたしは、このメンバーでつるんでいる。タイプゎ別々だけど、結構面白い。



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