雪の華、君の香り、君ヲ想う
真治は机に向かい今日も悩んでいた。


はぁーっ・・・


俺って本当に心療内科に
向いてるのかな・・・


真治はあの男の人が来て以来、
すっかり自信を失くしてしまった。


学校も勉強も上手く行かない。
あれから先生に付き、
何人かの患者さんを見てきたけど、
自分には何も出来ない無力さが
また真治を追い込んでいた。



「真治!!」


そんな真治の気持ちも知らずに
瑠香がハイテンションで入って来た。



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