雪の華、君の香り、君ヲ想う
「自信ないか?」


「・・・いや・・・」


真治はそっと瑠香をベッドに座らせた。



「無理にとは言わへん。
瑠香がしたいと思ったらでええねん。」


「・・・・・」


「瑠香、言ってたやろ?
苦しい時や辛い時は、
歌を聞いて気持ちを
落ち着かせてたって。」


「うん・・・」


「瑠香のような人はたくさんいるねん。
歌を聞いて泣いて、共感して、感動して、
そして元気をもらって。

自分は一人じゃない!!
明日も頑張ろう!!って・・・
そう思ってる人はたくさんいる。

瑠香もそうやったんやろ?」


「うん・・・」



< 235 / 304 >

この作品をシェア

pagetop