雪の華、君の香り、君ヲ想う
真治は瑠香が持っていたCDを
プレイヤーに入れ再生した。


♪♪♪♪♪


ゆっくりとしたイントロが流れる、
それだけで胸が締め付けられそう。


やがて鉄成のやさしい歌声で
並べられた言葉達が生きてくる。



ああ・・・


瑠香はその歌に心が騒ぎ出した。



「瑠香、みんな待ってるんや。
自分を慰めてくれる歌を、
自分を勇気付けてくれる歌を、
背中を押してくれる歌を・・・

みんな待ってる。」


「・・・・・」





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