雪の華、君の香り、君ヲ想う
「これがあれば、この先
何があっても大丈夫や。
これがおまえを守ってくれる。」


「うん・・・」


「俺がおまえを守ってやる。」


真治は瑠香をやさしく抱き寄せた。


「うん・・・うん・・・」


瑠香は真治の胸の中、
涙を流しながら何度も頷いた。




瑠香・・・


おまえは今まで苦しんだ分、
幸せになるんや。


いっぱい、いっぱい幸せになるんや!!


真治はただ瑠香の幸せを強く願った。



しっかりと抱きしめ合う二人に、
やさしい鉄成のラブソングが流れていた。



< 240 / 304 >

この作品をシェア

pagetop