雪の華、君の香り、君ヲ想う
それからの瑠香は
休む暇もないくらい忙しくなった。


学校、レッスン、仕事の繰り返し。


さくら祭へ向けてのリハーサルや、
テレビやラジオにも出るようになり、
大忙しの毎日。
自分が傷ついていたことなど
忘れてしまうくらい・・・


連絡もなかなか取れなくなり、
一日一回のメールくらいだ。

毎日会っていたから、
いざこうなると遠い存在に感じる。


でも、これも俺の狙いだった。
辛い苦しいことなんか忘れてしまうくらい
何かに夢中になってほしかった。
そうすれば自然と
立ち直れるような気がした。



そろそろ俺の役目も終わりかな・・・


俺の中で瑠香との関係は
そろそろ終わりかなと感じていた。


そして約一ヶ月、話すこともないまま、
さくら祭のライブを迎えることになった。



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