雪の華、君の香り、君ヲ想う
そう思うと、すごく悲しいことだ。


自分の親から自分を
守らないといけないのだから・・・


親も子を思ってのことだと思う、
けどそればかりでもないと思う。


どこまでが愛情なのか、
どこからがエゴなのか、
その区別はとても付き難い。



俺もあの時、直哉兄会わなければ
今頃どうなっていたんだろう・・・

姉さんが守ってくれなければ、
今頃、親父の言うとおり
外科医になっていたんだろうか?


でも俺は今こうして生きてる。

直哉兄や姉さんのおかげで、
こうして心療内科の道を歩んでる。



俺はこれからもたくさんの人を助けたい。
助けていかなくちゃいけないんだ。


そんな使命感のようなものを感じた。


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