天秤の鏡界


「…俺だけを見てれば
いいよ」

「えっ…?」


気持ちが沈みかけていた
あたしは、慌てて
ウルを見上げる


今…何て?


「俺だけはあんたの
味方だから」

「…ウル………」


扉を見つめたままで
決して目は合わせて
くれなかったけど
すごく嬉しい


本当に…ウルさえいれば
平気だと思う


強くて…あたしを
守ってくれる人だから




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