天秤の鏡界


「行くよ」

「うんっ!!」


ウルの手の温かさを
感じながら扉を開いた


バタンッ


中へと足を踏み入れると
会場の人間の視線が
一気にあたしに集まる


「…わっ…………」


恐いよっ!!
物珍しそうに見る人

不気味な笑みを浮かべて
いる人

睨みつけてくる人…



うわっ…足がすくんで
前に出ない





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