天秤の鏡界
《優衣!!》
ゆっくりと落ちていく
優衣の目の前に少女がいた
「…此処は!?」
優衣の言葉に
少女は慌てたように
口を開く
《私達の世界です
私はネルと申します
無事に鏡界を越えられた
みたいなのですが…》
ネルの言葉に
優衣は苦笑いを浮かべる
「……ですが……?」
優衣の言葉にネルも
苦笑いを浮かべる
《…どうやら…
まだ不完全だったようで…
って優衣!?》
優衣が落ちるスピード
が加速した
「ひやゃああああーっ!!
助けてネルーーーっ!!」
あっという間に
優衣の姿が見えなく
なってしまった
.