天秤の鏡界

狼騎士


「…ん……」


優衣は目を開け
周りを見渡す


どうやら意識を
失っていたようだ


「……此処…どこ…?」


辺り一面
花、花、花………


「…もう何なんだぁ!!
辺り一面花畑じゃんかぁ!」



優衣の叫びが
虚しく響く


「…これからどうしよう…
夢なら覚めて…」


また目が覚めて
優季とご飯食べて…


そんな普通な毎日を
過ごしてたのに




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