恋の確率
彼女への感情





お腹や太股を触られるこの嫌な感触。



誰も助けてくれない孤独さ。



嫌なのに、感じでしまう罪悪感。



「小春ちゃんって綺麗な太股してるよね」



ニカッと笑う、中条。



「いっ、いやああああああああああああ」



「岩波さん、しっかりしてください」



「あああ…」



目が覚めると、目の前に知らない男の人がいた。



その人は、とても汗をかいていて焦っていた。



「大丈夫ですか?今、タオル持ってくるから」



「…はい」



私は、上半身を起こし気付いた…私泣いてた?



目の周りが腫れていて、少しぬれていた。



きっと、あんな夢を…。



「うっ…」



「岩波さんッ!!」



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