夢時華の詩集
キライ
「キライ…」

君は僕に吐き捨てる

嫌いなんだ

僕は君に嫌われてるんだ

「僕は好きだよ」

「ふぅ〜ん

だから」

「それだけ」

「あっそ」

そう言うといつも君は

僕に背中を向けるよね

小さな背中

後ろから抱きしめたくなる

でも

嫌われるかも

あっ

もう嫌われてるんだっけ

それならいいかな

そっと抱きしめた君の背中は見た目よりも

もっと小さかった

「キライ」

「スキ」

「大キライ」

「大スキ」

君は僕の腕の中で

振り向いた

「…バカ?」

「うん」

君はまた僕に背中を向けた

「…やっぱりキライ」
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