ちっちゃなキミ。







卒業式当日。



智章に告白された。

好きなのは分かってたけど、

告白されると思ってなかったので

ちょっとびっくりした。





「......ごめん」

私も好きだったけど、断った。



ごめん智章。

私、智章が思ってるような女の子じゃないよ。

男遊び激しいし、何にも頑張らない

どーしようもない女だよ。

智章に好きって言ってもらう資格ない。

それに......

遠恋なんて、

弱虫な私は耐えれないから。

でもね、智章。

私、智章のおかげで

夢に向かって頑張ろうって思えたんだよ。

智章が私の人生変えちゃったんだよ。

ありがとね、智章。

私頑張るよ。












智章に別れを告げて、

桜が散る正門をくぐった。
















さよなら、学校。

さよなら、遊んだ男の子達。

ごめんなさい。

さよなら、智章。



さよなら、今までの私。


















どーしようもない私になんて、

もう会ってやらないんだから!!


























END









< 6 / 7 >

この作品をシェア

pagetop