君の隣
まあ、そう簡単にはいかないよね。うん。
これは、自分との延長戦試合。
負けないよ。こんな腐った自分になんか、絶対。
「うぉっし!!!」
気合いを入れたあたしは、お風呂をあとにした。
「ま〜な〜ちゃん!!!」
「今忙しい」
「………どこが」
お茶を飲むあたしに、そう毒づいたのは玲奈。
休憩に入ってから、ずーっとあたしの名前を呼ぶ。
呼ぶくせに、あたしが「なに?」って聞いても何も言わないから、この繰り返し。