キミへ
プロローグ
私はいつも孤独だった。

いや…それを自ら望んでいたのかもしれない。

友達に心を許しているようで

本当は許せていなかったりした。

どこまで気を許していいのかわからなかった。

裏切られるんじゃないかって怖くて

人を信じることができなかった。



そんな私でも唯一信じる人がいた。

名前は「水上亜梨沙」。

学校は違ったけどよく一緒にいた。

亜梨沙も私と同じで孤独だった。

私たちが出会ったのは中一の春。

でもその一年半後には永遠の別れが待っていたんだね。
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