悪魔と天使のバージンロード
「よし、みい着いたぞ」



いつの間にか眠ってしまったあたしは、目をゆっくり開いた。
開けた瞬間、何故か苛立ちを感じた。





「ちょっと竜二」



「ん?」



「ここ神峰の家ぢゃねえかよ!何で連れてきた!答えろ」




「は?何でってお前等仲良くなかったっ…」



「竜二い久しぶりい★」


背中がゾッとした。
声のする方を振り返った。




「魅衣奈あ久しぶり★」




外には、何かを企んでそうな笑顔を、あたしに向けている美津樹がいた。




「何だお前等やっぱり仲いいぢゃねえか笑っカミこいつん事よろしくな★」



「は?!ちょっと…」



「はあい★魅衣奈おいで」




美津樹にドアを開けられて、引っ張られて美津樹と竜二を睨んだ。





「魅衣奈?あんたあん時よくも、この美津樹様に恥をかかせたわねぇ?」




爪をカリカリと口で噛む音がして、ゾッとした。
まるで昔に戻ったみたいに。




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