EGOISTE

最後の夜



気が緩んだ……ってか抜けた?


急に忘れていた胃の痛みがじりじりと復活しだした。


「…ってー」


俺は腹を抱え、その場にしゃがみこんだ。


「誠人!」


最初に駆け付けてきたのは





千夏だった。




その後の話し合いの結果、俺もあまり動ける状態じゃないし、歌南も安静にさせる必要があることを考慮して、


夜も遅いし、帰るより留まった方が得策だという考えに至った。


そう言うわけで5人揃って、近くのホテルに向かった。


幸いにも部屋は二つだけ空いているという。


2部屋……


超微妙!


ここはやっぱり俺と水月、女性陣三人って組み合わせがいいのだろうか。


ちらりと彼女らを見やると千夏と歌南はさっきから黙って見詰め合っていた。


「ぅわ。新旧対決?」


と鬼頭が零す。


「千夏さんとも別れてるから旧々対決じゃない?」と水月。


うっせぇな!そうだよ!!別れちまったよ!




って…そんなこたぁどうでもいい!!


どーするんの、この微妙な空気!!






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