Love Song~to The SKY~

忘年会




 もうすぐ一年が終わる。

 気付けばもう12月の中旬になっていた。


 でも、あたしの村井さんへの想いは弱まるどころかさらに強く強くなっていた。


 毎日毎日、アルバイトとして働く村井さんの、
 真剣な顔、
 少し不機嫌そうな顔、
 あどけない無邪気な笑い顔・・・思い出していた。


 シフトが一緒のときは仕事しながらもずっと見つめて、他の女の子と仲良さそうに話してるのを見つける度、辛くてたまらない気持ちを押し込めてきた。




< 114 / 335 >

この作品をシェア

pagetop