Love Song~to The SKY~

同じ・・・





 あたしと同じく、村井さんも、彼女さんのことを想い続けると決めたんだ。


「和泉さん・・・俺も、元カノへの気持ち、簡単に消せそうにないんだ。本当に・・・本当に好きだから」


 好きだから・・・。


 現在進行形のこの言葉は、これからも変わることはないんだろう。


 それは、あたしの恋の終わりをも表していた。



「わかります」


「和泉さんが、俺が元カノを想ってるように、想ってくれてるなら、すごい、嬉しいよ。ありがとう」



 村井さんは、あたしの大好きな優しい笑顔で微笑んで、そう言った。


 あたしもほほえみ返した。


「村井さん、これからもいいお友達で居てくれますか?」


 村井さんは、ニコっと笑って、右手を差し出してこういった。


「もちろん!」


 あたしもにっこり笑って、右手を握る。


「ありがとうございます!彼女さんのことを想って辛いことがあったりしたらいつでも話してくださいね!」


 村井さんは、少し考えたあと、「うん、ありがとう!」と笑った。



 そのあと村井さんは、あたしを家まで送ってくれた。


 あたしはなんだか少しすっきりしていた。





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