恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜




「…っ…ぅぅ…っ」



マナのおかげで止まっていたはずの涙が、また溢れてきた。



そして19歳になったばかりのあたしは…



涙が枯れるまで、
夜通しずっと泣き続けた。



悲しいからとか、

寂しいからとか、そんなんじゃなくて。


情けなかったのかもしれない。

自分自身が、
バカ過ぎて…情けなかった。



あたしは単純な当たり前のことを

忘れてしまってたんだ。




疑うとか、
試す真似とか、駆け引きとか。


そんなの必要なかった。



大切なのは、好きだって。

そばにいたいって。


その気持ちが全てだったんだ。

それだけで良かったんだ。

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