恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜



「…っ…」



泣かないでいようって、

泣き止まなきゃって思ってるのに。


溢れてくる涙。



昨日からあんなにも泣いてるのに…

どうして涙は枯れてくれないんだろう。




「ミチ……俺達はさ、近くにいたからうまくいってたんだよ」



…えっ?


重い沈黙を破った翔の言葉に、一瞬時が止まったような気がした。



「近くにいて、お互いのことが見えすぎるくらいにちゃんと見えてたから…高校ん時はケンカとかもほとんどなかったし、してもその日で仲直りできてたじゃん?」




携帯を持つ手が、震えてきて。

キュッと唇を噛み締めた。




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