恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜
「翔?」
「んー?」
「今…っ…家にいるんでしょ?…っ」
泣いちゃダメだ。
「…ごめん。いる…さっき来てくれてたよな…ごめんな」
冷静な翔の声がやけにリアルで。
あたしとの温度差を感じた。
「会いたいよ…」
「……」
「お願いっ…っ…ちょっとだけでいっ…の」
「ごめんミチ…俺、友達に戻ろうって…別れようって言われた時、すっげーへこんだんだ」
「んっ…」
「バイバイ、って言われた時、すっげー泣きそうだった」
「…っ…」
「なんか自信なくなったんだ…自分に」
「…ん…っ…」
翔はそう言うと黙り込んでしまって。
あたし達の間にはシーンとした時間が流れた。