舞う姫と星の王子
「この人、あんたの何?」
私の肩を引いた人がそういうと、男は……
「いいえ。別に何も……」
あいつはビビッてその場から消えていった。
私は後ろを向いた。
でも私を助けてくれた黒いスーツの男の人は居なかった。
「あの人は誰?なぜ私を助けてくれたの?探さなきゃ!!お礼を言わなきゃ!!!」
私はあたりを見渡し、黒いスーツの人を探した。
「咲~。いたいた、もう時間よ、きて」
「えっ!!ちょっと待って」
「だめ!!もう始まるの、あなたが居ないと始まらないじゃない!!いくわよ」
私はママに腕をつかまれ、ステージ近くの席に座った。