リア充報告書
それから優と
どんどん仲良くなり
家も近いから
二人で一緒に帰るように
なった。
この頃から
かわいらしい弟分だった
優が
男の子として
見るようになっていた。
そのきっかけは、、
初めて一緒に帰った日。
いつものように
酒城情報を得て、
くだらない話をしたり
新作ものまねを
披露していたら
あっというまに
優と別れるところに
来ていた。
でも、優はうちの方向に
付いてきた。
「優あっちじゃん」
「ん? 女の子は送らなきゃでしょ」
彼氏でもないのに
送ってくれて
しかも
男っぽい性格の
自分を
‘女の子’
として扱って
くれたことに
びっくりしたうえに
すごく感動した。
この日から
ワタシは酒城より
優のことを
考える時間の方が
多くなっていった。