!戦いで人は成長する!
今はまだ何を言われても頭がクラクラして話が出来る状態ではなかった。
みんなの心配そうな視線が気になり、外の空気を吸いに行こうと立ち上がった。
すると、方向感覚がなくバランスを崩してしまった。
『まだ、あかん!』
Rが慌てて体を支えてくれた。
僕は少し考え、
『よしっ!立てる!』
Rに肩を借りながらなんとか歩く事が出来た。
そのまま外へ出て優しい風を頬で感じた。
5分くらい風に当たっていると頭はハッキリし、体もシャンとした。
そのお陰でいつも以上に体が軽く、素早さが上がった気持ちなっていた。
館長がタイミングを計った様に道場から出てき、
『おぅ、大丈夫か?頭。おかしくなってないか?』
と、マイナスイオンを感じてる気持ちいい気分をぶち壊した。
『相変わらず賢さは衰えてませんよ!』
と、こっちも冗談で返した。

意識がハッキリしたので10分だけ軽くストレッチをして試合を再開した。
< 239 / 259 >

この作品をシェア

pagetop