狂おしい程君を愛してるー月下美人ー
澪音からの着信ー
「…桜さ、最近俺のこと避けてるん?」
だってシャブやってるなんて
バレたくないし。
「そんなことないで!ただ友達できたから、今それがちょっと楽しくって…
ほら、あたしずっと友達おらんかったから…」
嘘じゃない。
悪友だけど、友達ができたのは事実。
「それならええねんけど、
…俺に冷めたんかな…って…
不安になってた」
「そんなわけないないやん!あたしには澪音しかいないの!!」
「それなら…帰ってきて…
俺……寂しい…」
こんなに想われてる。
こんなに必要とされてる。
ごめんね、澪音。