狂おしい程君を愛してるー月下美人ー


いつの間にこんなに
ガリガリになってたんだろう…。

誰も何も言わないから
気づかなかった…。



だから佐藤さんはご飯に誘ってくれたのかな?
全然食べれなかったけど。




ーカツ、カツ、カツー


澪音の足音だ。



「おぅ、起きてたか。
水かお茶しかアカンて言うから
両方買うてきたわ」


何も言わないんだね…。


「ありがと…」


あたしは水を受けとった。




無言の空間が流れる。

先に口を開いたのは
澪音だった。



「何も気にせんでええから
俺がおまえを守るから」



あたしを守る?
こんな汚いあたしに
こんなに優しくしてくれて
住むとこまで与えてくれて

これ以上…


守るなんて…。



あたしはいつも誰かに欲されていないとダメなの。
< 97 / 223 >

この作品をシェア

pagetop