運命~誰がために~
娘のそばに膝を付きながら、彼はしばらく考え答を出した。


「民間人の保護も新選組の仕事であろう。この娘は俺が保護する。」


そう言うと彼は娘を担ぎあげ、暗闇に消えていった。



彼に担がれている間も娘はうなされるように新選組に……と呟いていた。
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