幼稚園に行こう!!天然美少女☆狼王子
そして、陽希はあたしの元に戻ってくる。
良かった...。
ホッと一息つくが、陽希が発した言葉は...
「ごめん。陽菜...。」
その途端あたしの中の何かが崩れる。
ごめんて何??何のごめんなの??
パッと顔をあげると陽希があたしのおでこに
チュッとキスをした。
「陽希~??早く~~!!」
女の人の声が聞こえる。
どこにいるのかはわからないけれど
暗闇のずーーーっと向こうから声が聞こえた。
「じゃぁな。陽菜。」
陽希はあたしに背を向けて歩き出す。
待って!!待ってよ!!
そう言いたいけれどうまく声が出せない。
出せないと言うよりか....出ない。
あぁ...そうか。
きっと陽希が行く所は....
『シイナ』さんのところだ...。
陽希は初めからあたしのことなんて
見てない。
あたしは真っ暗闇の中1人
泣き続けた────。