年下の彼氏
「はーい」と中から出てきたのは、お母さんと思しき女性だった。
とても中学生の子供がいるようには見えない、色白で綺麗なお母さんだった。
薄手のニットにスカートという装いにも、どこか品を感じる。
「こんにちは!家庭教師のアルバイトでお世話になります秋川です」と挨拶をすると、
「お待ちしておりました。どうぞ上がってください」
笑顔とともに、優しい声で家の中へ通された。
のびやかな吹き抜け空間に、トップライトからの光も入る玄関。
お母さんの第一印象と同じで、家の中がとても明るい。