【完】甘い恋よりもそばにいて
「な…んで……?」
莉華は俺に小さな声で問いかける。
なんでと問われても。
そんなの知らないよ。
ただ分かることは
神様ってヤツはどこまでも非情だってことくらい…。
「それはこっちのセリフ。俺も驚いてるんだ、ホント」
わざとらしい呆れ口調で俺は言葉を繋いだ。
そしてしばらくの間、
沈黙という静寂が俺たちを包みこんだ。
君はたぶん忘れてる。
俺が君に好きだと言ったときのこと。
もしかしたら君の中では
記憶の肩済みにしまっておくほどの思い出じゃないのかも。
あ、なんかネチネチしてて悪い。
俺、一応男なのにな…。
莉華…。
君は俺の大切な人だ。
いつまでも。
それは変わらない。
変わることなんてあり得ない。
ーー永遠にな。