【完】甘い恋よりもそばにいて
かぁあああ
あたしの頬はピンクに染まる。
先輩の言葉は深く核心をついている。
それで…?
それで…
だから…えっと…。
次につなげる上手い言葉が見つからない。
思考回路は急ストップ。
今は
あたしの鼻をかすめる先輩のおだやかな息遣いのほうが
ややこしい。
「先輩、あたし……」
ドクドクドクドク……
激しく脈打つあたしの鼓動。
久しぶりの感覚にあたしは戸惑いを隠せない。
少し緊張の浮かぶあたしの表情とは
対照的に
先輩は
余裕の笑みを浮かべてた。