【完】甘い恋よりもそばにいて


暖かな朝の日差しが
カーテンの隙間から差し込んで

あたしに目覚めろと命じるように強くあたる。


「んっ…まぶしぃ」


とても調子のいい目覚めとは言えなかった。


感覚的な頭の痛みを覚えながら、
昨日の記憶をたどる…。


あたし確か…
先輩が好きだって気付いたんだ。
それで先輩とキスをして…


そのまま寝ちゃったんだ。


先輩がここまで運んでくれたのだろうか…。


黒いシーツにくるまって
先輩のことを考えると
自然と笑みがこぼれた。


あたし、先輩が好きだよ。
やっぱり。

ズルくてゴメンね…。


あたしの隣に先輩が寝ていた形跡はなかった。


きっと違う部屋で寝たんだろう。
この部屋以外にベッドなんて無いのにさ。


まったくもう…優しすぎるよ。

あたしなんかのために。




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