あの場所で─。


そしてチャイムがなる。

それと同時に終わりの挨拶をしてみんなそれぞれご飯食べたりしていた。

私も弁当をだし食べることにした。



「宮崎さん、一緒に食べていい?」

と遠慮がちに言ってきた上原さんを見た。


「うん、私で良ければ…」


そう言うと上原さんは嬉しそうにニコッと「ありがとう」と言い私の目の前の席に座る。




「あ、あのさ宮崎さん…
てか何か同級生なのに他人行儀だね。名前で呼んでいい?
優衣ってっ」


は、初めてだ名前で呼ばれたの…
なんか嬉しい…


私は恥ずかしくなり下を俯きコクンと頷いた。


「ありがと、優衣!
私のことも名前で呼んで!」

上原さんは嬉しいのかさっきより声が大きくなった。

「か、花菜ちゃん…」



恥ずかしながらも相手の名前を呟いてみた。




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