秘密の恋愛レッスン

バタンッ

「・・・はぁ、はぁ」

あれ・・・?
いない。

って!
私、慌てすぎでしょ!
すごく会いたいって思ってる人みたいじゃん。

「何慌ててんの?」
「・・・あっ」

階段の影からでてきたのは、
秋原和弥・・・だった。

「俺に会いたかった?」
「べっ、別にそぅいうわけじゃぁ・・・」

曖昧にしか答えられなかった。

「なぁ、昨日の続き・・・する?」
「・・・へっ!?続きぃ!?」
「じゃ、脱いで?」
「はぁ!?」

カァッ

「ぶっ!冗談だっつーの!」
「じょ、冗談って・・・」
「処女相手に屋上でしねぇよ」
「なっ!・・・アンタに言われたくない!!」
「アンタって誰??」
「秋原和弥のことですっ!!」
「・・・おしおき」
「は?・・・んっ」

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