秘密の恋愛レッスン

また、キスされた。
いつも不意打ち。

「・・・はっ・・・ん」

私の口の中で、秋原和弥の舌が暴れる。

「・・・やっぱ、処女？」
「はぁ、はぁ・・・処女ですけどっ
　・・・っ何か文句でも？」

キッとにらみを利かせる。

少しでも、コイツを好きかも？
って思った自分がバカだった。
やっぱ、最低！

「だから・・・それ逆効果」
「・・・っ」

ちゅっ

今度はさっきとは違う、優しいキス。

「・・・睨んだって俺には勝てないよ？」
「・・・」

ヤバイ・・・
もっと、してほしいって思ってしまう。

「なに・・・？」
「っ！なんでもない・・・！」
「もう一回してあげよっか？」
「・・・っ！」

この人、私の心を読んでる！？
なんで、思ってたこと当てんのよ・・・

「なぁ、俺のことなんてよぶんだっけ？」
「・・・」
「キスしてほしかったから、とか？」
「ちっ！違う！」
「じゃあなんて呼ぶの？」
「・・・和弥」

意外と素直に言えた。
すると、和弥・・・はフッと笑った。

ドキッ

「それと・・・さっき、
　アンタに言われたくないっていったよなぁ？」
「言いましたけどっ！」
「俺、一回もｓｅｘしてないと思う？」
「・・・え？」

それって・・・

「したことあんの・・・？」