極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
倉庫の入り口で将人に鉢合わせ。

将人は私に耳打ちすると、頭を下げて去って行く。

私は暢気に兄貴と騒いでる幹部の進太を蹴飛ばした。

ーードカッ



進「……いてぇ!何すんだ!」



進太はお尻を擦りながら私を見てる。

今日は集会と言えども幹部会。



愛「私に言う事あるでしょ?」



進太は情報収集係。

幹部の中でもリーダーと、責任があるヤツ。



進「特にないけど」



愛「今から、【比翼ーヒヨクー】が来るらしいけど?」



なのに、こいつは情報を集めず、何をしていたのか。



進「嘘だろ…」



私は進太を壁に押し付けた。
< 103 / 201 >

この作品をシェア

pagetop