極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
雄「どうなってんだ?」



兄貴が夏輝を見ると、夏輝は紫音さんを見た。

紫音さんはにこやかに立ち上がると、私を見た。



紫「夏輝と優奈はよりを戻したんだよ。やっぱり、夏輝には優奈が似合う。
愛理華ちゃんには、愛理華ちゃんに相応しい人が居るよ。拓馬とかね」



雄「ちょっ、紫音さんっ!」



兄貴は紫音さんに詰め寄ろうとする。



愛「兄貴!ここ、病院だよ!」



私は兄貴の腕を掴み、止めた。



紫「優奈は夏輝を想って死ねるほど愛してる。
邪魔はさせないからね?」



紫音さんは私に笑いながら話す。

まるで子供に話すように。

けどそれは、私の闘志に火を点けた。
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