極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
私は話題を変えるかのように、夏輝に買ったシャツを見せた。



夏母「これ、夏輝に似合うと思う!デザインも夏輝の好み」



おばさんは白いシャツを掲げ、自分の事のように喜んでくれた。

私は“買って良かった”と思ってると、足に生温い感覚を覚えた。

私は自分の足を見た。

ハーフ丈のデニムの裾から、赤黒い血。



夏母「愛理華ちゃん…体、悪いんじゃ…」



愛「生理…か…な…」



夏母「愛理華ちゃん――ッ!!」



私は突如として、意識を飛ばした。

おばさんの、私の名前を呼ぶ声を聞きながら―――…。




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