極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
私たちはまたエレベーターに乗り、地下に降りた。

エレベーターを降りると、右に道場、正面に暗黙の部屋、左に銭湯みたいなお風呂場がある。

私は兄貴と夏輝が裸だろうと気にしない為、ハイソックスを脱ぎ、戸惑う拓馬に声を掛ける。



愛「靴下脱いで。
かけ流しだから、ジャージも膝まで上げといて」



拓馬「あ、あぁ;;」



拓馬は苦笑しながら靴下を脱ぎ、ジャージを捲った。

私はそれを確認し、浴室内に入り、馬鹿デカいテレビで映画を見てる兄貴たちに近付く。

そして、私は2人の後ろにしゃがみ、兄貴と夏輝の肩を叩いた。
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