極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
雄「それより何で居る?」



拓哉「愛理華に会いに来た!」



夏「誰も頼んでねぇよ?」



拓哉「俺が会いたかっただけ!」



拓哉が私に近付いて来る。

しかし、夏輝が私の前に立って、阻止した。

兄貴は兄貴で、拓哉の首根っこを掴んで居る。

…そう言えば!



愛「夏輝、熱は!?」



夏「ちょっ…;;」



私は夏輝の腕を引っ張った。

私の足の上に倒れて来た夏輝のおでこに手を当てる。



愛「まだあるっぽいよ!」



枕元にある体温計を手に取り、夏輝のTシャツに下から手を突っ込み、脇に体温計を挟んだ。
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