極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
ピピッと鳴る体温計を出すと、38.7℃。

私は黙って夏輝の冷えピタを貼った。



愛「これで良し!」



夏「ん;;」



顔が赤くなる夏輝に、私は羽織ってた大きめのジャージを、肩に掛けた。



拓哉「……めっちゃ可愛い」



すると、拓哉がポツリと呟いた。

私が「誰が?」と返すと、拓哉は私を指差した。

今の私のどこが可愛かったのだろうか。

私は首を傾げながら夏輝を見ると、寝て居た。

…早いな;;

でも、ちょっと疲れさせたかな?

私は夏輝の脇に手を入れて、枕に頭が乗るまで引っ張り、布団の中に寝せた。
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