極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
―雄也 SIDE―



我が家のリビングに、両親・祖父母・岡田真桜・岡田幸子・拓馬が揃った。

俺は拓馬と並んで座り、岡田幸子に1枚の写真を渡した。



幸「どうして、これを」



雄「貴方の前夫は、妹の親友。
調べる事は可能ですよ」



祖父「調べてどうするんだ」



俺を見て、まだ自分の事まで調べてると思わないであろうじいちゃんに、俺はある資料を投げた。

じいちゃんはそれを二つ折りにし、誰にも見せまいと、着物の合わせ部分に挟んだ。



雄「じいちゃん、貴方は岡田真桜の、父親だな」



リビングの空気が、途端にピキッと張りつめた。

ばあちゃんは目を見開き、父親が立ち上がった。
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