最後の恋
「そう言うのって、何か嬉しいね」
「何が、嬉しいんだ」
「何がって、僕と付き合う前の恭ちゃんは
スイーツの事に詳しくなかったのに
今は詳しくなったって事は
それだけ僕が恭ちゃんに影響を与えたって事でしょ」
「そうかもな、甘いもんは好きだけど
新作がどうとか限定もんとか
以前は気にした事なかったしな」
「でしょ、そう言うのって凄く嬉しい」
「そうか…」
俺は想像して見た
なぎが俺の色に染まる様を…
「そうかもな」
「でしょでしょ」
「海王堂の新作食べに行くか」
「行く~」
僕達は、恭ちゃんが熊本に出張する日まで
外食せず家で夕食をしその後は
まったりとした時間を過ごした。
一方で彼女、槇村亜矢は着々と
2人を破局させる為の準備を進めていた。