サクラノヒメゴト

ﾊﾟｼｯ


「えっ・・・？」

「さくらちゃんは

寝込み襲っちゃう派なんだ。」


「はっはなして!!」

ﾊﾟｯ

掴まれてた手首が開放された


――――!!
あたし、今何しようとしてた？


「なぁ今なんで俺の顔さわろうとしてたの？」

「・・・・・」


触ろうと･･･。してたんじゃない


あたしは、

あたしは････。

壊そうとしてた。黒崎のこの顔を。


「俺のこと、気になった？」

黒崎は楽しそうにあたしの顔を覗き込む

「･･････ちがう！！自惚れんなーー!!」

ﾄﾞｽｯ


黒崎の肩を力いっぱい押し出した



ドサっ


「うわっっ」

あ・・・・。