永遠の翼
「おはようございます」


「おう、おはよ」


秋夫さんと挨拶を交わして席につく。


宏さんと詩織はまだのようだ。


「優子」


「はい?」


秋夫さんが、お皿を置いてこちらを見る。


「俺たちは家族だ。


たとえ短い間でも、俺たちは家族として同じ時間を過ごした。


・・・ここは、お前の家だからな。 


いつまでも、ここにいていいぞ」


「・・・・・・」


ああ・・・


私には、支えてくれる家族がいる。


この、優しいひとたちは、私のことを心配してくれる。


それは、なんて心強いのだろう。


この、優しいひとたちに報いるためにも。


私は見つけなければいけない。


私の、宝物を。


「・・・はい」


私は強く頷いた


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