永遠の翼

優子の宝物

目覚めは不機嫌。


どうも、昔から朝は弱い。


「・・・・・・」


私は、このままでいいのだろうか。


今の状況に甘えて。


彼の隣という、居心地のいい場所に落ち着いて。


いや、その結論はもう出ている。


彼に追いつけるように。


宝物を、見つけるように。


努力していかなきゃいけない。


―――昔に失くした、宝物。


それはもう戻らない。


なら、新しい宝物を見つけるしかない。


前に進まなきゃいけない。


宏さんは一緒に探そうって言ったけど。


私自身が見つけられなければ、意味がないと思う。


私は支度をして、ダイニングに向かった。


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