永遠の翼
第2章
永遠の世界Ⅲ
白い世界・・・
その中に、街があった。
―――ここにも、街はあるんだね。
わたしは感心したように呟く。
―――そうだね・・・
彼がそれに応える。
街の人は皆、笑っていた。
どこまでも、幸せそうな笑顔。
わたしが、求めてやまなかったもの。
それがここにあった。
―――きみは、あの中には入らないの?
わたしが、彼に尋ねる。
―――うん。
彼が、強く頷く。
―――どうして?
わたしは訊き返す。
―――ぼくは、ただの案内人だから・・・
顔を伏せる。
―――そう・・・
わたしはそれ以上なにも訊かなかった。
その中に、街があった。
―――ここにも、街はあるんだね。
わたしは感心したように呟く。
―――そうだね・・・
彼がそれに応える。
街の人は皆、笑っていた。
どこまでも、幸せそうな笑顔。
わたしが、求めてやまなかったもの。
それがここにあった。
―――きみは、あの中には入らないの?
わたしが、彼に尋ねる。
―――うん。
彼が、強く頷く。
―――どうして?
わたしは訊き返す。
―――ぼくは、ただの案内人だから・・・
顔を伏せる。
―――そう・・・
わたしはそれ以上なにも訊かなかった。