5歳児少女の育成日記
「って言いたいところだけど、
それじゃ芸がないよな。
んで、これでどうだ、魅月(みつき)
魅せる月と書いて魅月。
人を魅せれる月のように明るい女に
なってくれよな。」
「うっ?」
「まだ、分かんなくていいんだよ。」
俺は、魅月を見ながら静かに笑った。
これからの人生波乱万丈だと思うが、
退屈はしなくて済みそうだ。
(魅月はただきらきらと光るものに
興味を惹かれただけだったのだが)
それは昴の知らない世界